女性特有のがんとは?女性のがん保険
掲載日:2016年9月1日
女性に特有のがんには、主に乳がんと子宮がんがあります。がんの多くは高齢になるほど発症しやすいため、若い女性にはあまり関係のない病気だと思われがちです。では、女性特有のがんに対して、がん保険で備える必要性はあるのでしょうか?
乳がんとは?
乳がんとは、乳房の乳腺組織にできる悪性腫瘍のことをいいます。日本人女性がかかるがんのなかで最も多いものが「乳がん」です。厚生労働省の「平成26年(2014)患者調査」によると、乳がんの推計患者数は29,700人となっています。乳がんは20歳代後半から増え始め、65歳~69歳代が多い傾向にあります。
子宮がんとは?
子宮がんには、子宮の奥である子宮体部にできる「子宮体がん」と、子宮の入り口である頸部にできる「子宮頸がん」があります。厚生労働省「平成26年(2014)患者調査」によると、子宮がんの推計患者数は9,700人となっています。子宮体がんは閉経前後に多く見られますが、30歳代での発症もあります。一方、子宮頸がんは、20歳代から増え始め、30歳~40歳代が多い傾向にあります。
女性のがん保険?
女性のがん保険は、先述したような女性特有のがんにかかった場合、給付金が上乗せされて支給されるというタイプの保険が一般的です。例えば、入院日額が10,000円のプランであれば、胃がんで入院した場合は、入院日額10,000円が給付される一方、乳がんにより入院した場合は15,000円が給付されるといったイメージです。
女性の中には、がんにかかり、抗がん剤等の投与治療が必要となったときなどに個室を希望される方もいらっしゃるかもしれません。その差額ベッド代(本人が希望する場合)は、健康保険の対象外となります。そういったことも考えると、女性特有のがんになった場合に入院給付金等が上乗せで支給されることは、心強く感じる方も多いのではないでしょうか。
また、女性特有のがんへの保障として、乳がんにかかり乳房切除の手術を受けた場合に、乳房再建給付金が給付される保険商品もあります。そして乳がんだけでなく、女性特有のがんの患部を切除する手術を受けた場合に給付金が給付される保険商品もあります。
女性特有のがん保険は必要か?
女性特有のがん、がん保険についてみてきましたが、実情を知り、万一に備えて、がん保険、医療保険を充実させておくことは必要なことといえます。
また、保険会社によっては、がんになった際のカウンセリングサービスを付帯している商品もあります。
付帯サービスについても吟味し、自分にあった商品を選びたいですね。
掲載日:2020年5月22日
女性のがんの実情を知ろう
女性のがんについて、実情はどのようになっているのでしょうか。
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」によると、2017年において女性の罹患数が多いがんの1位は乳がんで、2位大腸がん、3位肺がん、4位胃がん、5位子宮がんとなっています。
また、50代前半までのがん罹患率は、男性に対して女性のほうが高くなっています。
女性のがんの罹患リスクは決して低くないため、若いうちからがん検診を受診しておくことは、ご自身の健康と安心のために有効であるといえます。
がん保険にも、女性特有のがんや女性に多いがんへの保障を手厚くし、治療を多角的にサポートする「女性のがん保険」商品があります。
例えば、女性特有のがんで入院した場合に2倍の入院給付金を受け取れる商品や、乳房再建術、乳房観血切除術など所定の手術を受けたときに治療給付金が受け取れる商品も販売されています。
女性特有のがんや女性に多いがんの保障を手厚くしたい方は、女性のがん保険を検討してみると良いでしょう。
なお、乳がんについては、治療後5年から10年を超えても再発する可能性があるので、複数回診断給付金が受け取れる商品も視野に入れておくと良いですね。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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