ペット保険は何歳まで入れる?2つの年齢制限と契約のタイミング
更新日:2023/7/27
ペット保険は何歳まで入れるの?
ペット保険を検討する際、補償内容や補償割合、免責、保険料などをチェックしますが、確認しておきたいことはこれだけではありません。何歳まで契約できるのかを確かめる必要があります。その際、2つの年齢制限「新規契約年齢」と「更新可能年齢」も確認しておきたいです。
(1)何歳まで新規契約できる?新規契約年齢をチェック
多くのペット保険は新規契約年齢が設定されています。その下限は0歳、上限は8歳~12歳程度となっている場合が多いです。
ペットは高齢になるにつれ、病気になるリスクが高まります。
高齢の犬や猫がかかりやすい病気(一例)
- 心臓病
- がん
- 糖尿病
- 腎臓病
- 歯周病
- 認知症
そのため、ペット保険を契約しておきたいと考えるかもしれませんが、高齢のペットは新規契約年齢の制限によって契約できない場合があるので、注意が必要です。
ただし、商品によっては、高齢のペットでも契約できるものもあるのでチェックしてみましょう。
(2)何歳まで更新できる?更新可能年齢をチェック
多くのペット保険は1年ごとの自動更新で、終身まで継続することができます。
しかし、なかには更新可能年齢を設定している商品もあるので注意が必要です。その場合、更新可能年齢を過ぎると更新できなくなります。
高齢期になって更新できなくなり、補償を受けられなくなるのは心配ですよね。ペット保険を検討する際は、何歳まで更新できるのかを確認するようにしましょう。
ペット保険は年齢以外の理由で更新できないこともある
更新可能年齢の設定がなければ、終身まで継続できます。
しかし、次のような場合は年齢に関係なく更新できない可能性があるため、注意が必要です。
年齢以外の理由で更新できないケース(一例)
- 慢性疾患にかかった場合
- 再発しやすい病気にかかった場合
- 補償額を使い切った場合
- 保険料を滞納している場合
資料:執筆者作成
ペット保険を検討する際は、重要事項説明書などで更新できないケースがあることを確認しましょう。
ペットの年齢が分からない場合はどうすればいい?
血統証明書やワクチン接種証明書など、ペットの生年月日が分かるものがあるならいいのですが、保護犬や保護猫を譲り受けた場合など、生年月日が分からないこともあるでしょう。
ペット保険は申し込みの際にペットの生年月日を申告するので、生年月日が分からないとペット保険を諦めることがあるかもしれません。
多くのペット保険は、推定年齢でも契約できます。ペットの生年月日が分からない場合は、動物病院で推定年齢を調べてもらいましょう。
しかし、推定年齢が分かっても、生年月日までは分からないこともあるでしょう。その場合、ペットを家に迎え入れた日や記念日などを誕生日にしてもよいことになっています。
ペット保険を契約するタイミングはいつがいい?
ペット保険は、ペットの年齢が若く元気なうちに契約するのがよいでしょう。既往症や先天性異常などがあると契約できないこともありますが、健康な状態であればペット保険の選択肢も多いです。
しかし、ペットが高齢になってからペット保険を検討することもあるでしょう。ペットは7歳以上が高齢期といわれています。7歳以上でペット保険を検討する場合、まずは新規契約年齢を確認しましょう。また、更新可能年齢もチェックしておきたいです。
よく確認してペット保険を選ぼう
ペット保険を契約していれば、大切なペットが病気やケガをした際、気兼ねなく動物病院へ連れて行くことができます。補償内容や免責などのほか、新規契約年齢や更新可能年齢もよく確認した上でペット保険を選びましょう。
執筆者プロフィール
前佛 朋子ゼンブツ トモコ
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®
東京都世田谷区在住。元々はライターだったが専門分野を持とうと考え、興味のあったファイナンシャル・プランナーの資格を取得。WEBコラムやメルマガなど金融関連記事を執筆するかたわら、家計見直しやライフプランなど相談業務を行う。保険や金融商品を売らないファイナンシャル・プランナーとして活動中。
家計コンサルティングZEN 代表
- ※ この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
- ※ 掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
- ※ 掲載日は2023年3月10日です。
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