ペット保険の加入条件
最終更新日:2017年6月2日
ペット保険は、主にペットの病気やケガのリスクに対して備える保険です。人が保険に加入する際は、既往症がある場合や、年齢によって保障内容を制限されたり、加入できなかったりする場合がありますが、ペット保険の加入条件はどのようになっているのでしょうか?
ペット保険の仕組みや考え方は、人が加入する保険と同じ
人が加入する医療保険は、被保険者が病気にかかり、治療や入院が必要となる確率が高いほど保険料は高くなります。場合によっては、加入を断られるケースもあります。このように、人が加入する保険では、個々のリスクに応じて保険料が決まっています。
ペット保険も同じように、保険の対象となるペットのリスクによって保険料が決まります。したがって、高齢などで病気にかかる確率が高いほど、ペット保険の保険料は高くなり、場合によっては、加入を断られるケースもあります。
新規加入対象年齢は、ペット保険によって大きく異なる
ペット保険は、新規で加入する場合、加入できるペットの年齢に制限を設けています。
年齢制限は保険商品によってさまざまです。
■新規加入時・ペット保険の年齢条件(一例)
- ・生後45日以上 満7歳以下
- ・生後120日以上 満9歳未満
- ・満7歳11カ月迄
- ・満12歳11カ月迄
- ・満13歳迄(満9歳以上は、健康診断の受診が必要) など
加入後に上記の新規加入対象年齢の上限に達した場合も契約を継続できる商品が多くなっています。また保険商品によっては、一度ペット保険に加入すれば、その後は終身で補償を得ることができるものもあります。
ペット保険に加入できない場合
ペット保険に加入する場合は、年齢条件とともに、原則として健康体であることが条件です。
具体的には加入前にペットの病歴を告知書に記載し、その後、保険会社で加入の引受審査が行われます。保険会社によっては、一定の年齢以上の場合に健康診断が必要な場合もあります。
引受審査の結果によって、保険の加入を断られる場合や、特定の病気については保険金の支払対象外とされる場合もあります。
過去に悪性腫瘍、腎不全、糖尿病、肝不全・肝硬変などの病気と診断されたり、治療を受けたりしたことがある場合は、加入できないケースもあります。
早めに加入しておくことが必要
このように、ペットが高齢になってからペット保険への新規加入を検討しても、加入できる保険が限られたり、または、病歴により加入できなかったりするケースがあります。
ペット保険への加入を検討されている場合は、ペットが若くて健康な時に早めに加入しておく必要があるでしょう。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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