みんな入ってる?医療保険の加入率
掲載日:2015年8月26日
更新日:2021年1月8日
病気やケガの際にかかる医療費などに備えるのが、医療保険です。
日本には、公的医療保障がありますので安心といえますが、入院が長期にわたることもないわけではありません。
病気治療が長期にわたれば、生活そのものにも支障が出てきます。
医療保険は、治療が長期になった場合のリスクにも備えることができます。
それでは、医療保険の加入率はどのくらいなのでしょうか。
医療保険の加入率
(公財)生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」の「疾病入院給付金の支払われる生命保険加入率」を見ると、73.1%の人が医療保険に加入しているという結果になっています。
これにより、多くの人が病気やケガに対する準備として、医療保険を選択していることが分かります。
図1 疾病入院給付金の有無(全生保)
資料:(公財)生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」をもとに作成
なぜこのように、医療保険に加入する人が多いのでしょう。
それは、医療にかかる費用に対する不安の表れといえるのではないでしょうか。
では、同調査による「医療保障に対する充足感」を見てみましょう。
図2 医療保障に対する充足感
資料:(公財)生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」をもとに作成
「充足感なし」と答えている人が約半数いるという結果になっています。
充足感がないということは、「足りない」ということの表れと考えると、加入率から見て、公的医療保険で賄いきれない部分を医療保険などで補っているが、それでもまだ医療保障への不安を抱えている人が多いことが分かります。
日本の公的医療保険は、全国民を保障する公的医療保険がないアメリカなどと比べると恵まれているといえます。
ただ、高齢化に伴い、国民一人あたりの医療費が増え続けており、介護や年金も含めた社会保障費は膨れ上がっています。
今後、公的社会保障がこのまま維持されていくのかは分からない状況ですが、自己負担増となることも覚悟しておく必要があります。
そのような不安が医療保険の加入率に表れているのかもしれません。
ここに挙げる加入率はあくまでもデータです。医療保険の必要度は、個々の家庭の収入や資産などによって異なりますので、参考データのひとつとして活用してください。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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