業種別から探す
食品製造業
◎・・・影響が大きい
○・・・影響が中程度
-・・・影響が小さい
※企業規模や事業内容によって、影響度はことなります。
損失の発生要因 | 企業に与える影響 | 「損失の発生要因」別 想定される事故・トラブルのシナリオ例 |
主な保険商品 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
自社 | 第三者賠償 | ||||||
財産損失 | 人的損失 | 収益減少 | 風評被害 | ||||
火災・爆発 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ガス漏れにより工場の製造ラインが爆発・炎上。刑事捜査と復旧作業で数カ月の操業停止。また、従業員が負傷するとともに、爆風で周辺の家屋に被害が発生。 放火により倉庫で火災が発生。建物・収容商品が全焼。 |
|
落雷 | ○ | - | - | - | - | 落雷による過電流で、製造ラインを管理しているコンピューターシステムが損傷。復旧に手間取り製造ラインが数日停止。 | |
風水雪災 | ○ | - | - | - | - |
台風に伴う暴風雨で工場の屋根が損傷。そこから漏水があり、製造ライン・収容動産が水濡れ。 集中豪雨により地域一帯が冠水。工場・倉庫が水浸しになる。1カ月の操業停止。 |
|
盗難 | ○ | - | - | - | - | 夜間、無人の事務所に何者かが侵入し、金庫の現金と機密情報が保存された記憶媒体が盗まれる。 | |
放漏水 | ○ | - | ○ | - | ◎ |
給排水設備が破裂。製造ラインが水浸しとなり、機械が損傷。 事務所の給排水設備が破裂。漏水し、階下の会社の什器・備品が水濡れ。 |
|
電気的・機械的事故 | ○ | - | ○ | - | - | 製造ラインに異物が噛み込み、機械が損傷。 | |
地震 | ◎ | ◎ | ◎ | - | - |
地震により建物が倒壊し、全面復旧に1年以上を要する。また従業員が多数負傷。 地震の発生で被害は免れたものの、物流機能がストップ。食材供給に影響が生じ、製造が大幅に減少。 |
|
労働災害 | - | ◎ | - | ◎ | ◎ |
従業員が機械に挟まったごみを除去しようと手を入れたところ、指を挟まれ切断。 過労が原因で従業員が死亡、遺族が会社を提訴。 |
|
交通事故 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
商品を輸送途上、トラックが交通事故を起こし横転。商品が道路に散乱し、全損となるとともに、道路が汚損し、道路清掃、取り片付け費用が発生する。 納入業者のトラックが倉庫シャッターを突き破り、保管されていた商品も損傷。 従業員がマイカー通勤途上に交通事故を起こし、相手とともに負傷。 |
|
ライフライン途絶 | ○ | - | ○ | - | - |
送電施設の事故による長期間の停電により、製造ラインが長期間ストップ。製品が出荷できず売上が減少。 上水道が断水し、急きょミネラルウォーターを購入するも、当日の給食製造が不可能となる。 |
|
コンピューター・ネットワークの障害・犯罪 | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
基幹系サーバーが突然ダウン。復旧期間中業務が停止。 大量のスパムメールを受け、メールサーバーがダウン。 インターネット上の自社のホームページに、中傷・誹謗記事を掲載され、卑猥な情報に書き換えられる。 |
|
施設の欠陥・管理不適 業務遂行上のミス |
- | - | ◎ | ◎ | ◎ |
消毒時の作業ミスにより、有毒ガスが発生・漏えい。 定期的な機械の洗浄作業がずさんになり、食中毒事故が発生。 工場の床が一部滑りやすく、見学中の中学生が転倒して負傷。 自社ビル外壁の一部が突然剥がれ落ち、通行人の頭に当たり負傷。 |
|
製造物責任(PL) 異物混入 |
- | - | ◎ | ◎ | ◎ |
製造した食品に異物が混入し、購入者の歯が欠ける。製品の回収処置を実施。 製造した食品によりO-157が発生。購入者が入院。営業停止処分を受ける。 |
|
製品回収 | - | - | ◎ | ◎ | ◎ | 出荷した食品に製造工程で、異物が混入。全製品を回収。 | |
株主代表訴訟 | - | - | - | ◎ | ◎ | グループ会社救済のため、無担保で貸し付けして回収不能となったのは、忠実義務に違反するとして、株主から代表訴訟を提起される。 | |
知的財産権訴訟 | - | - | ○ | ○ | ◎ | 新商品を開発し市場に投入したところ、ライバル会社より包装デザインが酷似しているとのクレームが発生。話し合いがつかず、裁判に発展。 | |
法令違反 | - | - | ○ | ○ | - | 認可されていない食品添加物を使用し食品を製造・販売。 | |
キャッシュフローの悪化 | - | - | ◎ | - | - |
製造ラインの増設を行ったが、金融機関の貸し渋りの影響で資金繰りが悪化。 取引先が突然倒産。売掛金の回収が不可能となり、資金繰りが悪化。 |
|
雇用・労使問題 労働関連法案の改正 |
- | ◎ | - | ◎ | ◎ |
パート・アルバイト従業員の不足で、人員確保が困難になる。 配置、昇進、教育訓練等に男女格差があるとして、当局から是正勧告を受ける。 |
|
ハラスメント | - | ◎ | - | ◎ | ◎ | 女性従業員が男性上司をセクハラで提訴。女性が事前に相談したにもかかわらず、具体的な対策を取らなかった会社も同時に提訴される。 | |
従業員の不正・犯罪 | - | - | ○ | ◎ | ◎ | 従業員が顧客データを外部に漏えい。対価を受け取る。 | |
法律・制度改正 規制緩和・強化 |
- | - | ○ | - | - | 消防法・食品衛生法の強化により、工場設備に追加投資が必要となる。 | |
金利・為替変動 | - | - | ◎ | - | - | 円安により、海外から仕入れている原材料の価格が上昇し、収益を圧迫。 | |
脅迫・暴力・誘拐 | ○ | ○ | ○ | - | - | 「製造した食品に異物を混入する」「工場に爆弾を仕掛ける」等の脅迫により、金銭の要求を受ける。 |
保険商品は、記載事故例を必ずしも補償するものではありません。
また、記載の保険商品は契約条件によりお引き受けできない場合があります。