いまさら聞けない「生命保険の基礎知識」
ここをチェック!!
- 保険金額は、必要な保障のカタチとフィットしていますか?
- 貯蓄型と、掛け捨て型のバランスはとれていますか?
- 非喫煙割引、低解約返戻金型等、最新情報を踏まえて選んでいますか?
「生命保険」は、病気やケガによる万一の死亡時に残された家族がお金の面で困らないよう、生活費や教育費、葬儀費用等を準備することを目的として加入する保険です。
まず、生命保険で最も大切なのは、どれだけの保障が必要なのかをきちんと考えること。つまり、自分に万一のことがあった場合に「残された家族のためにどれだけの期間分、いくらのお金を準備する必要があるのかを考える」ということです。
通常は現時点で万一のことが起こった場合に、その後の家族に必要な生活費、教育費、葬儀費用等の総額を算出し、必要な保障額を見積ります。しかし、その計算方法はやや難解ですので、ここはよりシンプルに「毎月いくらのお金を、何年分準備すればよいか」という考え方をおすすめします。
例えば毎月20万円の収入でやりくりをしているご家庭であれば、万一のことがあった場合でも、保険会社から毎月20万円を受け取れるようにしておくことで、生活水準を維持できます。これが「収入保障」の基本的な考え方です。あとは、毎月の生活に必要な金額と必要な期間を設定することで、必要な保障のカタチが決まります。
保障のカタチが決まれば、次は貯蓄型と掛け捨て型のバランスチェックです。生命保険は定期保険(掛け捨て型)、養老保険(貯蓄型)、終身保険(貯蓄型)に分けることができますが、そのバランスは自分で決めることが大切です。
定期保険の特長は、手頃な保険料で大きな保障が買えるということ。収入保障保険も定期保険の一種ですが、より安価な保険料で保障が準備できます。一方、養老保険や終身保険は貯蓄性が高いのですが、その分保険料は定期保険に比べると割高になります。
大切なのは、目的にあわせて保険を上手に組み合わせること。例えば、生活費や教育費については収入保障保険で無理なく準備する。一方、葬儀費用は終身保険を活用し、いざとなれば老後資金にも使えるようにするといった具合です。
そして、保険会社を選ぶ際には、非喫煙割引や保険料払込免除特約等の有無、配当金の有無、解約返戻金水準等、最新動向を踏まえた保険選びを心がけましょう。割引や特約については、その適用条件のご確認もお忘れなく。
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー 奥田 知典
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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