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保険契約の見直しポイント

はじめに

人の一生のなかで、就職や結婚、子どもの誕生・独立、老後等、ライフステージの変化により、必要となる保障額は変わります。そのような状況の変化に応じて生命保険契約の見直しが必要になる場合があります。
生命保険には、死亡や高度障害に備える死亡保険、病気やケガに備える医療保険等万一に備える保険と、学資保険や個人年金保険等のように主として貯蓄を目的とした保険があります。
そのなかで、前者の万一に備える保険の方が見直しの必要性が高くなると考えられます。
以下、死亡保険と医療保険における見直しポイントをみていきます。

死亡保険の契約見直しポイント

死亡保険は、残された遺族の生活を守ることを目的とした保険です。中でも、見直す機会が多い終身保険についてみてみましょう。

一般的に、必要な保障は子どもが生まれたときに増加し、子どもの成長とともに減少していくといわれています。
子どもの誕生を機に保険契約を見直す方が多いのはそのためで、保障を手厚くすることに加え、保険料を抑えることも重要なポイントになります。
保障を手厚くするには、契約中の終身保険の死亡保障額を増額する方法と、新たに定期保険や収入保障保険を契約する方法の2通りが考えられます。
では、保険料を抑えるにはどちらを選択すればよいでしょうか。

終身保険の死亡保障額を増額する場合は、契約者の年齢や契約期間にもよりますが、保険料が一般的に高くなるため注意が必要です。
定期保険または収入保障保険を新たに契約する場合は、掛け捨てで満期保険金などがない商品であれば保険料を抑えることができます。
さらに、定期保険は一定期間に限った契約、収入保障保険は契約期間満了に向かって死亡保障額が減っていく契約のため、子どもが成長するまでの期間を保障するのに適した保険といえます。

医療保険の契約見直しポイント

医療保険はご自身の病気やケガの入院・手術・通院等に備える保険です。
見直しポイントは、ご自身のライフステージの変化よりも、医療技術の進歩や平均入院日数の変化等に、加入中の保険が対応できているかどうかになります。

例えば、がんの治療では、手術以外に放射線治療、抗がん剤治療等、医療技術の進歩により、入院日数は年々短くなる傾向にあります。また、通院による治療ができるようにもなってきています。
その場合、入院日数無制限という保険よりも、上記の治療に対する給付金や、がんと診断された時の一時金を重視した保険の方が、現在の医療事情にあっているといえます。

まとめ

以上、死亡保険と医療保険(がん保険)を例にとり、保険契約の見直しポイントについてみてきました。誰のため(家族なのか、自分自身なのか)の保障を得る保険かにより、契約見直しのタイミングやポイントが異なります。

※本記事は、2018年2月27日に掲載された記事です。そのため、記事内容は掲載日のものであり、現在と情報内容が異なっている場合がございますので、本記事の閲覧・利用等に際しては、ご注意ください。

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