病気やケガもなく健康に毎日を過ごすことは、とても大切なことです。そして、それが毎日続くと当たり前のことのように思ってしまうのかもしれませんが、将来もそれが続くとは限りません。もし、予期せぬことで、大切な方が亡くなられてしまった場合、悲しみとともに、金銭面でも大変な状況になることがあります。
将来、万一のことが起きてしまった時のために、備えておくのが死亡保険です。改めて死亡保険の必要性について考えていきましょう。
死亡保険の役割
万一、一家の大黒柱の方が死亡するとその後の収入が途絶えてしまい、遺された家族の生活が不安定になってしまいます。
しかし、日本では、国民年金や厚生年金といった公的年金制度から「遺族年金」が支給されます。また、勤めていた会社からは「死亡退職金」が支給されるケースもあるでしょう。さらには、これまでの「貯蓄」もあるでしょうが、これらの3つを合計した場合でも、遺された家族が今まで通りに今後も生活をしていくのは難しいかもしれません。
そこで、遺された家族が、金銭面においては何の不安もなく、今まで通りに今後も生活をしていくために、補足として加入しておくのが死亡保険です。
したがって、死亡保険は、万一の時に遺された家族のための“安心”の役割を担っているのです。
死亡保険の役割・必要性
高額な死亡保険が必要な場合とは?
死亡保険と聞くと、死亡した時に2,000万円や3,000万円といった高額な死亡保険金を遺族の方が受け取るイメージがあるのかもしれませんが、全ての方が高額な死亡保険に加入する必要はありません。
高額な死亡保障が必要な場合の一例は、子どもが幼い場合や、扶養家族がいる場合などです。子どもが成人するまでの間には、生活費の他にも教育費等も必要になるからです。
また、共働き夫婦の場合は、両方に高額な死亡保障は必要ありませんが、お互いの収入がともに生活に欠かせないものなら死亡保障は必要となります。
子どもに対して、死亡保険に加入されている方もいますが、子どもが万一、死亡した場合に、その後の金銭面での不安はほとんどありませんので、死亡保険は不要といえるでしょう。
このように死亡保険の必要性は、年齢、家族構成やライフスタイルなどで変わります。やみくもに死亡保障を備えるのではなく、保険を掛けるべき人に適切な保障で備えるのが死亡保険です。
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- ※ 掲載日は2015年8月28日です。