子どもだけで海外旅行保険に加入することは可能?
掲載日:2017年5月24日
家族で海外旅行に行く際、子どもも海外旅行保険に加入したほうがよいでしょう。では、具体的にどのような方法があるのでしょうか?
子どもの海外旅行保険への加入は特に重要!
小さな子どもと一緒に海外旅行に行く際、長時間の移動や食生活などの環境の違いにより、大人以上に体調を崩しやすいことが考えられます。
また、一般的に海外旅行に関係なく子どもは、大人よりもケガをするリスクが高いといわれています。さらに、ホテルや観光地の設備・備品を壊してしまうリスクも大人よりも小さな子どもの方が高いといえるでしょう。
したがって、小さな子どもと一緒に海外旅行に行く際には、子どもも海外旅行保険に加入することをおすすめします。
子どもの補償は、ファミリープランまたは子どもだけで加入
子どもの海外旅行保険に加入する際、まずは家族全員がまとめて加入できるファミリープランを検討するとよいでしょう。ファミリープランは、個々で加入するよりも保険料をお手頃に抑えることができる点が魅力です。
ただし、損害保険会社によってはファミリープランを取り扱っていなかったり、生後6カ月未満の乳幼児は加入の対象外となっていたりするケースがあります。また、一般的に被保険者が満15歳未満の場合、傷害死亡・後遺障害保険金額および疾病死亡保険金額は他の保険契約等と通算して1,000万円が上限となることが多いようです。
次に、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用するという方法もあります。この場合は、一部のクレジットカードでは「家族特約」にて19歳未満の子どもも対象にできる場合があります。
もし、現在持っているクレジットカード付帯の海外旅行保険で子どもの補償を賄えない場合は、子どもだけで別途海外旅行保険に加入するという方法もあります。
つまり、親が保険の契約者となり、被保険者を子どもだけにすることもできるということです。個々の必要性に応じて補償内容をカスタマイズすることができるプランを選べば、例えば「子どもが小さいから、荷物も小さく携行品の補償がいらない」という場合に携行品損害補償を外すことができます。その際も、死亡・後遺障害、治療費用、賠償責任は、必ず補償の対象として選択しておきましょう。なお、商品によってはカスタマイズできない場合もあります。
子どもの場合、物を壊すなど損害賠償を求められるおそれがあることも想定する必要があります。子どもの思いがけない行動で、思わぬトラブルに遭うこともあります。保険をかけておけば、安心して旅行ができるでしょう。
海外旅行は国内旅行と比べると大人でも病気やトラブルなどのリスクが高いといわれており、子どもの場合はなおさらでしょう。旅行前には万一の場合に備えて、家族全員の「備え」を確保しておきましょう。
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