自動車保険選択のポイント2 ~補償内容~

自動車保険選択のポイントとして、今回は補償内容について説明します。
自動車保険を選ぶ際の判断基準は大きく2つに分けると「保険料」と「補償内容」になります。
もちろん保険料が安いに越したことはないのですが、そのために必要かもしれない特約を削るなどで補償の範囲を狭くしたり、保険金額を減らすことで補償を小さくしすぎると、せっかく保険に入っていても万一の時に、希望する補償が受けられなくなる可能性があります。
つまり保険を「安かろう、良かろう」にできればいいのですが、「安かろう、悪かろう」ではいけません。
自動車保険は、自動付帯されている補償を除くと、下記の4種類の補償の中から、任意に付帯する補償を選びます。(保険会社によって名称に違いはあります)
- ○他人のための補償
- 対人賠償保険、対物賠償保険、対歩行者等事故傷害補償保険特約、対物差額修理費用担保特約など
- ○自分のケガのための補償
- 搭乗者傷害保険、人身傷害補償保険、自損事故傷害特約など
- ○車本体のための補償
- 車両保険、代車費用担保特約など
- ○その他補償
- 弁護士費用特約、車内身の回り品特約、ファミリーバイク特約、生活賠償責任担保特約など
以上の選択肢からご自身にとって最適な補償の組み合わせを最適な保険金額で掛けていただくことで、最適な自動車保険をつくることができます。
また保険会社によっては他社にない独自の特約を用意しているところもあり、それもニーズにマッチしたものを選択肢に入れればなおいいものにすることができます。
補償は内容を手厚くしすぎると、安心が増すのはいいのですが、その分保険料が当初の予算をオーバーしてしまうこともあります。
「保険料」と「補償内容」を自動車の両輪のように考え、バランスを持って検討することをお勧めします。

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コラム執筆者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー 山本 俊成
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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