自動車保険の基礎知識
ここをチェック!!
- 1.代理店型?それとも通販型?
- 2.誰が乗る車?
- 3.無保険車との事故にも対応できる?
自動車を保有する上で強制的に加入する必要があるのは自賠責保険。自賠責保険で補償しきれない部分を補償してくれるのが自動車保険の任意保険です。
自動車保険には、代理店型の商品と通販型の商品があります。表面的な保険料やロードサービスの内容を考えると、通販型が優位といえるでしょう。一方、代理店型の商品においては、窓口担当(実際契約手続きを行ってくれた人)が修理工場や代車の手配等を迅速に行ってくれる場合もありますから、保険料が高めでも満足度は高いということはあり得ます。自動車に乗る頻度やシチュエーションによって、どちらが適しているかは異なってきます。保険料の多寡だけではなく、自分の場合はどんなサービスが受けられる自動車保険を望むのか、考えてみることが必要であるといえます。
その上で、次に考えておきたいのが「誰が乗る車であるか?」ということ。
保険をかける自動車を運転するのは、自分のみとは限りません。自分以外には家族しか運転する可能性がないのか、またレジャーなどに出かけた時に友人と交代で運転する可能性があるのか、そして自分以外の人が運転する場合、その人は何歳くらいの人が想定されるのか等々、その車が利用されるシチュエーションを想定してみましょう。運転する人の範囲を限定することで、保険料の割引きを受けることができます。運転する人の範囲に限定をする場合、自分の想定している範囲と一致しているか、必ず確認をしておきましょう。(※家族限定の場合、「家族」の定義が一般的な定義と異なる場合もありますので注意が必要です。)
また、自動車保険を検討するにあたり、おろそかになりがちなのは自分への補償という視点。
自動車を保有するならば多くの場合、自動車保険に自賠責保険だけでなく任意保険に加入すると考えると思いますが、事故等で等級が下がり保険料が大幅に値上げされた等の理由によって、任意保険に入っていない自動車が存在する可能性はゼロではありません。また、任意保険に加入していても保険料の負担を少なくするために、補償額を低く設定している場合も考えられます。
そのような自動車と事故が生じた場合、いくら自分自身の過失割合が低くても相手方から十分な補償を受けることができないことも考えられます。そのようなケースから自分を守るためにも過失割合に関わらず補償を受けられる「人身傷害補償保険」や「無保険車傷害保険」を付帯しておくことは重要なポイントです。
-
コラム執筆者プロフィール
キムラ ミキ (キムラ ミキ) マイアドバイザー.jp®登録 - 鳥取県立米子東高等学校卒業後、日本社会事業大学 社会福祉学部 福祉計画学科にて福祉行政を学ぶ。
大学在学中にAFP、社会福祉士を取得。大学卒業後、アフラックでの保険営業を経て、株式会社アゼル(マンションデベロッパー)にてマンション営業、マンション営業企画に携わる。その後FP会社でのスタッフ経験を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。
-
コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー キムラ ミキ
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。