医療保険の先進医療の保障って必要?
テレビで生命保険のCMを見るたびに…といってもいいほど、よく目や耳にするようになった「先進医療」という言葉。
先進医療って、そもそも何なの?
って思っている方は少なくないのでは?
先進医療とは、厚生労働大臣から承認された最新の医療技術のことで、現在、平成24年11月1日現在、65種類(第3項先進医療技術を除く)の先進医療が設定されています。
なお、この先進医療の治療費は、公的医療保険の対象とならないため、全額自己負担となることには注意が必要です!
先進医療の代名詞のように、CM等で目や耳にするのは「重粒子線治療」。これは治療費として約300万円前後が自己負担となる高額な治療です。
全ての先進医療に関して、そのような高額な治療費がかかるわけではありません。
多くの場合、数万円~数十万円で受けられる先進医療が多いのも事実。
ただ、もしも「重粒子線治療」を受けたら病気が治ると言われて、約300万円の治療費を自己負担することに直面したらどう思いますか?
確かに、現在は重粒子線治療を受けられる病院も、限られていますし、治療を受けるには細かい条件も設定されています。
「重粒子線治療」の実施件数は年間700~800件程度と、数年前に比べて増加傾向にあるものの、それに対応した先進医療の保障の必要性に今の段階では「?」を唱える方もいるでしょう。
ただ、費用的な面で、治療を断念するケースもあるのでは、と私は考えます。
医療技術は日進月歩で発達していますから、今後、高額な先進医療を受ける機会も広がってくる可能性はあります。
保険料支払いに無理がなければ、費用的な面で、治療を断念することを回避するためにも、先進医療保障は、ムダなモノではないように私は考えますが、皆さんはどうお考えになりますか?
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コラム執筆者プロフィール
キムラ ミキ (キムラ ミキ) マイアドバイザー.jp®登録 - 鳥取県立米子東高等学校卒業後、日本社会事業大学 社会福祉学部 福祉計画学科にて福祉行政を学ぶ。
大学在学中にAFP、社会福祉士を取得。大学卒業後、アフラックでの保険営業を経て、株式会社アゼル(マンションデベロッパー)にてマンション営業、マンション営業企画に携わる。その後FP会社でのスタッフ経験を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー キムラ ミキ
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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