いまさら聞けない「海外旅行保険の基礎知識」
ここをチェック！！
- 病気、ケガによる入院、薬代にも対応している内容ですか？
- 航空機遅延、救援者費用等、必要に応じて特約を選んでいますか？
- 現地での対応力は比較検討していますか？
海外旅行保険は、海外旅行中に病気やケガでの入院等で、急な出費があった場合に備えることのできる保険です。窓口販売はもちろん、インターネット販売、空港等での自動販売機での販売も多く、身近な商品といえるでしょう。
しかし、海外旅行保険は保険料の割に、いざ事故が発生すると費用が高額となることも多く、だからこそしっかり検討して、商品を選ぶ必要があります。
まず、気をつけなくてはいけないのは、補償の範囲です。ケガだけでなく、病気での入院にも対応している保険かどうかを、事前にチェックしておくことが必要です。
よく聞く話の１つとして、「クレジットカードに海外旅行保険が付いているので、わざわざ海外旅行保険に入らなくてもいいのでは？」というものがありますが、クレジットカードに付帯される補償の多くは、肝心の治療費用の枠が100～200万円と少額の場合が多いです。やはり病気（疾病）治療に備えるためには、別途で海外旅行保険の手配がある方が良いでしょう。
次に確認したいのは、航空機遅延費用・救援者費用の特約です。航空機の欠航、遅延は十分起こりえますし、現地で病気やケガで入院し家族が救援に駆け付ける場合は、予想外に費用がかかります。つい一般的なセットプランで加入しがちですが、航空機遅延費用や救援者費用をカバーする特約についても、加入前によく検討しておくことをおすすめします。
なお、オーダーメイド設計のできる保険会社を活用し、クレジットカード付帯の海外旅行保険と組み合わせる方法もあります。あわせてチェックしておきましょう。
そして、海外旅行保険は多くの場合、現地対応が重要です。24時間日本語対応のヘルプデスクがあるかどうか、キャッシュレス対応してくれる現地の医療機関の数はどうか、といったことについてもチェックしておきましょう。保険料はもちろん重要な判断ポイントの１つですが、現地で使う場面も想定し、安心できる保険会社で契約することをおすすめします。
お手軽に加入できる分、補償内容の確認が後回しになりがちな海外旅行保険。しかし、いざというとき本当に役立ちます。せっかくの楽しい旅行をより安心なものにするためにも、補償内容、サポート内容をしっかり確認した上で、海外旅行保険を選ぶことが大切です。
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行（現三菱UFJ銀行）入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー 奥田 知典
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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