海外旅行のリスク
海外旅行中はリスクがいっぱい!?
楽しみにしていた海外旅行が近づいてきた。世界遺産や名所旧跡をめぐり、リッチなホテルに泊まっておいしい料理に舌鼓を打つ。ショーを見たり、ショッピングをしたり、そこでしかできない体験をして、何物にも代えがたい景勝や景色を心に焼き付けてこよう…。旅行前は、あれこれ考えてわくわく気分になります。それも楽しみの一部といえます。
でも、浮かれてばかりはいられません。冷静に考えると、海外旅行中はリスクがいっぱいなのです。どんなリスクがあるかというと…。
・事故やケガをするかも!
まず、長距離の移動をするので、飛行機や電車、バスなどを利用するため事故に遭うリスクもゼロではありません。軽いケガで済めばいいですが、万が一、重大事故に巻き込まれた時には、家族が「救援者」として渡航する場合もあって、その渡航費や宿泊費などもかかり、経済的なリスクと言えます。
・病気をするかも!
また、健康に自信があっても、長旅の疲れや日本と異なる気候、水や食べ物の違いなどによって、思いがけない病気にかかる可能性もあります。日本にはない病気に現地で感染することもないとは限りません。会話力が十分でないと、現地で病院を探すのも一苦労です。病院が見つかっても病状を説明したり、医師から説明にも、やはり通訳が必要になります。また、救急車を呼ぶのもお金がかかる国がほとんどですし、治療費や入院費が非常に高額になることも。
・盗難に遭うかも!
国や地域によっては治安が良くないところもあります。スリや盗難など、特に観光客は狙われやすいとも言われます。カメラを盗まれた、バッグを奪われたなどのリスクもあります。
・航空機が遅れて想定外の支出が!
旅行は予定が組まれていて、宿泊や食事なども予約されています。しかし、航空機の遅れが発生した場合、日程が変更になってしまい、余分な宿泊費や食事代などが発生することも。
・賠償責任を負うかも!
海外旅行中にお土産を見ていたデパートなどで、誤って高級品を壊してしまった…そんなことが起きないとも限りません。
これらのトラブルに備えるには、やはり海外旅行保険に加入することが大事です。思う存分旅行を楽しむためにも、きちんと入っておきたいものですね。
- 海外旅行保険選びの豆知識
- キャッシュレスメディカルサービス
- 現地で病気になってしまった時など、保険会社の現地日本語デスクなどに連絡を取ると、保険会社が提携している病院を紹介してもらうことができます。その提携病院で受診した場合、海外旅行保険の保険証券を提示することで、病院の窓口での支払いが一切なくて済みます。これを「キャッシュレスメディカルサービス」と言います。現地での医療は高額になりがちなため、手元に現金がなくても治療が受けられるサービスは助かります。
ファイナンシャルプランナー 豊田 眞弓
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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