国内旅行保険 家族で入ると「おトク」?
最終更新日:2017年4月20日
はじめに
携帯電話の料金をはじめ、家族で契約すると「おトク」になるサービスがあります。生命保険でも家族特約などを用意した商品があります。
では、国内旅行保険の場合はどうでしょうか?
家族で入ると「おトク」?
国内旅行保険では、加入できる被保険者の年齢を制限している保険会社があります。
例えば、「満70歳未満」「満74歳以下」といった年齢制限をしている商品があります。
また、保険期間開始日時点の被保険者の年齢が満15歳未満の場合、死亡・後遺障害保険金の額は、他に契約している同種の保険契約などと合算して、1,000万円を限度としている保険会社もあります。
契約手続きの面では、1家族1契約で5名分まで申し込みができる保険会社や、家族、友人を含めて1契約で10名分まで申し込みができる保険会社があります。
メリットとしては、手続き面の手間を省けることや、契約書が1枚で済むため管理がし易くなることなどがあるかと考えます。
もっとも保険料に関しては、家族で申し込んだとしても、携帯電話の料金サービスのような割引があるわけではありません。
家族旅行におけるチェックポイント
家族での国内旅行で起こる頻度が高いリスクを考えてみますと、
- 1.小さい子どもが店の商品を落として壊してしまう、損害賠償のリスク
- 2.高齢の家族が転倒して、ケガをしてしまうリスク
などが想定されます。
1のケースについては、クレジットカードに付帯されている「個人賠償責任保険」や自動車保険など、他の保険の特約で「個人賠償責任保険」に加入しているかを確認し、加入していない場合は、国内旅行保険で備えるようにしましょう。
2のケースについては、民間の医療保険に加入していれば保障対象になります。加入の有無の確認をして、加入していない場合は、国内旅行保険で備えるようにしましょう。ただし、年齢制限のある商品もあるため、加入可能年齢の確認が必要です。
それ以外のケースとして、「カメラを落として壊してしまった場合」には、
- 1.高価な物を持参しない
- 2.小さい子どもに触らせない
などの自衛策によっても、「携行品損害」のリスクに備えるようにしましょう。
まとめ
国内旅行保険は、「加入年齢制限」がある商品があり、すべての年齢の方に対応できる商品ばかりではありません。保険料に関しても、必ずしも家族(複数人)の契約による割引があるわけではありません。
加入できない年齢の方と一緒に旅行される場合には、上記のチェックポイントを参考に、国内旅行保険以外での補償(保障)について検討するのも一案かと考えます。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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