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クレジットカード付帯の国内旅行保険との違い

最終更新日:2017年4月20日

はじめに

クレジットカードの中には、国内旅行保険が付帯されているものがあります。以下、保険会社が提供する国内旅行保険と、クレジットカードに付帯されている国内旅行保険の補償範囲などの違いや、クレジットカード付帯の条件についてみていきます。

クレジットカードに付帯されている国内旅行保険

クレジットカードの中には、国内旅行保険が付帯されているものがあります。
補償範囲は、傷害による死亡・後遺障害を補償しているものが多く、クレジットカード会社によっては、入院保険金、手術保険金、通院保険金の補償も付けているところもあります。

クレジットカードに付帯されている国内旅行保険の補償範囲は、保険会社の国内旅行保険の主契約(死亡・後遺障害/入院・手術/通院)と一部重なりますが、保険会社の国内旅行保険の特約部分(個人賠償責任/携行品損害/救援者費用)についての補償はありません。

また、補償期間は保険会社の国内旅行保険のように「国内旅行のために自宅を出発して帰宅するまで」という期間ではなく、以下のような補償範囲に限定されています。

  1. 1.公共交通機関搭乗中の事故
  2. 2.宿泊施設に宿泊中の火災・破裂・爆発
  3. 3.宿泊を伴う募集型企画旅行に参加中の事故

また、クレジットカード会社によっては、公共交通機関からタクシーを除いているところもあります。

付帯条件について

クレジットカードに付帯されている国内旅行保険の付帯条件には、「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあります。自動付帯は、国内旅行の費用などを事前にクレジットカードで支払ったかどうかに関係なく補償されますが、利用付帯は、国内旅行の費用などを事前にクレジットカードで支払っていないと補償されません。

自動付帯の場合でも旅費等のクレジットカード支払いの有無によって、傷害による死亡・後遺障害の補償額が異なるクレジットカード会社もあります。
他方、利用付帯では、クレジットカード支払いをした部分だけが補償の範囲となります。
例えば、公共交通機関を利用した移動でも、飛行機の航空券はクレジットカード支払い、新幹線や特急列車のチケットは現金支払いをした場合は、飛行機搭乗中の事故に対してのみ補償されることになります。

まとめ

以上、クレジットカードに付帯されている国内旅行保険の補償範囲と付帯条件についてみてきました。
保険会社が提供している国内旅行保険に比べると、かなり制約があることがわかります。国内旅行を安心して楽しむには、別途保険料はかかりますが、保険会社の国内旅行保険の利用も検討する方がよいでしょう。

※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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