学資保険の商品知識
学資保険ランキング
- みらいのつばさ(無配当学資保険) (フコク生命)
- 夢みるこどもをまもる保険パック (アフラック)※販売終了
- わくわくポッケ (太陽生命)
- こども保険 (NKSJひまわり生命)
- こども保険 (三井住友海上あいおい生命)
2012年1月1日~2012年12月31日 保険市場調べ
●学資金はいつ受け取れる?
学資保険は、将来における教育費準備を目的として加入することになりますが、その学資金(名称は「学資金」「祝金」「満期金」等)をいつ受け取ることができるかは確認しておきたいですね。どの学資保険でも同じというわけではありません。
例えば、今回ランキングされている商品についてチェックしてみるだけでも
- 18歳、22歳のとき
- 幼稚園からの各入学時、20歳、22歳のとき
- 中学卒業時、高校卒業時、20歳のとき
- 小学校からの各学校入学時
等々、様々なバリエーションがあります。
選択できるバリエーションは、お子さまの年齢によって異なる場合もありますし、
その都度、学資金を受け取らず据え置いて、後々引き出すことができる商品もあります。
また、高校卒業後、推薦入試で進学する際に
入学金等の納付時期が秋となる場合もあり、その状況に対応できる商品もあります。
学資保険の基礎知識でも触れましたが、教育費の負担が大きいのは高校卒業後です。
「何のために学資保険に加入するのか?」を改めて考え、
お子さまが何歳の時点で学資金を受け取ることが出来るようにしておくことが必要なのか、その希望する受け取り方ができる商品はどれなのか、
といったポイントから確認していくとよいでしょう。
●保険料払込期間は?
保険料の払込期間は、「お子さまが18歳になるときまで」という商品が一般的ですが、「お子さまが15歳になるときまで」や「お子さまが22歳になるときまで」といった商品もあります。高校卒業後の教育費負担が大きくなる時期に保険料負担を継続させるのか否か、または早めに準備を終わらせておくか、保険料とのバランスを考えながら検討しておきましょう。
●総払込保険料と学資金のバランスは?
学資保険を教育費準備を主目的として加入するのであれば、必ず総払込保険料と受け取ることができる学資金総額の割合を確認しておきたいものです。学資保険の中には、お子さまの医療保障や契約者となる親等の保障(育英年金等)が付加されている場合もあります。その場合、保険料は全て学資金の積立に充てられるのではなく、一部は保障のための保険料として充当されているため、受け取ることができる学資金総額が総払込保険料を下回ってしまうこともありますので注意をしたいところです。
既に加入している死亡保障との重複がないか、また特約を付加するのであれば学資保険に付加する必要性のある特約であるか否か、お子さまの将来のために長期間に渡って加入するものですから、受け取る時期になってから「こんなはずじゃなかったのに…」とならないように学資保険の中身をよく確認した上で加入したいものですね。
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コラム執筆者プロフィール
キムラ ミキ (キムラ ミキ) マイアドバイザー.jp®登録 - 鳥取県立米子東高等学校卒業後、日本社会事業大学 社会福祉学部 福祉計画学科にて福祉行政を学ぶ。
大学在学中にAFP、社会福祉士を取得。大学卒業後、アフラックでの保険営業を経て、株式会社アゼル(マンションデベロッパー)にてマンション営業、マンション営業企画に携わる。その後FP会社でのスタッフ経験を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー キムラ ミキ
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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