子供保険で子ども(被保険者)が亡くなったら?
学資(子供)保険に加入して、被保険者である子どもが亡くなった時は、その保険はどうなるのでしょうか?学資保険に加入していて、子どもが亡くなった場合の保障についてまとめてみました。
被保険者が死亡したら死亡給付金が支払われる
学資保険は一般的な生命保険と違って、契約者である親(または祖父母等)が死亡・高度障害になった時は、以後の保険料払込が免除されますが、被保険者が保険期間中に死亡すると、既に払った保険料相当額が死亡給付金として契約者に支払われます。既に払った保険料相当額なので給付金額は死亡時期によって異なります。
死亡給付金が支払われたら、保険契約は終了します。親が亡くなっても教育資金の確保は必要ですが、子どもが亡くなったら、もう教育資金を確保する必要もなくなります。その為、被保険者が亡くなった時は、保険契約が終了するようになっています。なお、既に受け取っている祝い金等がある場合は、保険料相当額から差し引かれ、保険契約者の故意による死亡等では給付金は支払われません。
子どもの死亡率はかなり低い
もっとも、子どもが亡くなる可能性は、0~4歳の階級を除いて親の世代よりもかなり低いのが現実です。下記グラフは、0~64歳までの、年齢階級別死亡率を表したものですが、例えば、5~9歳の死亡率(13.8)は、40~44歳(122.2)の1/10程度しかありません。10~14歳の死亡率は(12.4)とさらに低くなっています。
資料:厚生労働省平成23年人口動態統計より
親としては、子どもの万一の心配をするよりも、親自身の健康に細心の注意を払ってもらいたいものです。定期的な健康診断やがん検診は欠かさず受けるようにしましょう!
※学資(子供)保険によっては保障内容が文中で紹介した内容と異なる場合もあります。詳細については保険会社等へ確認して下さい。
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー 松浦 建二
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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