学資保険に加入前にはココをチェック!
加入前に必ずチェックしておきたいポイント
我が家にぴったりの学資保険に出会えたら、いよいよ契約です。しかし、実際に加入する際には、次のような点を必ずチェックしましょう。
■満期は入学金の納入に間に合う?
満期保険金がいつもらえるのかを確認しましょう。最近は、推薦入試やAO入試などを受ける学生も増え、入学金や授業料の納付時期が早まっています。そうした支払いに充てる可能性がある場合は、11月頃には手元にあると助かります。18歳満期で間に合わない場合は、17歳満期を検討するといいでしょう。
■契約者は父親?母親?
学資保険は契約者に万一の時には払込免除になるため、契約者の保障の一部と考えられます。そのため、一家の大黒柱を契約者にするのが一般的。しかし、母親が父親の年齢と同じか若い場合は保険料が安くなる可能性があるため、父親の死亡保障が充分な場合に限り、母親を契約者にするのも手です。ただし、その場合、父親が万一の時、保険料は払込免除になりません。
■子どもの医療保障は必要?
学資保険の特約で子どもの医療保障がつけられる商品もあります。しかし、自治体の医療費助成が充実しているのであれば、あわててつけることはないかも。もし医療保障を検討する場合は、単体の医療保険なども候補として考えるといいでしょう。単体の医療保険がいいのは、学資保険の満期と関係なく継続できるからです。
■保険料の支払い方法は?
半年払いや年払いにすれば、割引があり月払いと比べて保険料の支払い総額を若干抑えることができます。支払い方も検討してみましょう。
■元本割れはない?
念のため、払込保険料の累計と祝金や満期金で戻る分を比較してみてください。元本割れはないですよね?プラスでも納得がいく金額かどうか等も最終チェックしてください。
■保険料の支払いに無理はない?
実はこれがとっても大事!保険料はずっと払い続けることができるかどうか、最後に必ずチェックしましょう。子どもがもう1人生まれたり、家を買ったり…これから起こりうるライフイベントと照らし合わせながら考えてみましょう。保険だけでなく貯蓄と2本立てで教育資金を準備する方法もあるので、保険料を高額にしすぎないことを心がけるといいでしょう。
以上のような点をチェックし、納得した上で学資保険に加入しましょうね!
- 学資保険の豆知識
- 祝金は据え置くことも可能です
- 学資保険には、進学のタイミングに合わせて受け取れる「祝金ありタイプ」と「祝金なしタイプ」があります。「祝金なし」でも祝金を付加できる商品もあり、また、祝い金が最初からセットされていて外せない商品もあります。学資保険の貯蓄性を考えるとき、一般には「祝金なし」の方が有利とされますが、最近は「祝金あり」でも有利な商品が登場しています。払込保険料と祝金+満期金を比較して、有利な方を選びましょう。なお、祝金が出ても後半に使いたい場合は、引き出さずに保険会社に預けたままにして運用してもらう「据え置き」もできます。
ファイナンシャルプランナー 小川 千尋
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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