失敗例から学ぶ生命保険
まさかの事態が起きてから後悔しないように!
家族全員、元気でつつがなく暮らしているときは、生命保険の必要性やありがたさはあまり感じないでしょう。でも、「保険に入っておけば…」「あのとき、保障額を増やしておけば…」と思うまさかの事態は、突如我が身に降りかかってきます。そんな反面教師的なエピソードをご紹介しましょう。
エピソード1 20代・女性
保険はもう少したってから考えればいいと思っていたA子さん。ある雨の日、交差点を走って渡ろうとしたところ滑って転倒。運悪く大腿骨を骨折し1ヵ月の入院。手術もしたので、医療費の自己負担は重かったそうです。
エピソード2 30代・男性
友人ががんにかかり、自分も心配になってがん保険への加入を検討していたB夫さん。会社の健康診断で要精密検査になり、検査を受けたところ大腸がんとの診断。入院して手術を受け、しばらくは抗がん剤治療が続き、医療費の負担が大変だそうです。
エピソード3 30代・女性
夫が会社をやめてフリーランスに転身したとき、死亡保障の増額をしなかったC子さん。夫はまさかの急病死。死亡保険金は受け取ったものの、小さい子どもが2人いるので将来が不安です。
エピソード4 30代・男性
一家の大黒柱である自分の死亡保障さえしっかりしていればいいと思い、妻には医療保険しかかけていなかったD介さん。家族で遊びに行った先で、妻が事故死してしまいました。小さい子どもを残されたD介さんは、子どもの面倒をみるのにこんなに大変なものかと実感しているそうです。
これら失敗談から学べることは、保険は健康で元気なときに入っておくものということ。皆さんは、決して後悔しないよう、必要な保障を準備できているか、ただちに点検・対処しましょう。
- 生命保険選びの豆知識
- 保険は相互扶助の精神で成り立っている
- 保険は、たくさんの人がお金(保険料)を出し合って大きなおサイフにプールしておき、お金を出した人に何か(死亡・入院など)があったら、そのおサイフからお金(死亡保険金・入院給付金など)を出して助け合う制度です。つまり、相互扶助の精神で成り立っているということ。ですから、自分が払っている保険料は誰かを助けている、そして、もしも自分に何かがあったら誰かが払っている保険料で助けられるということを自覚しておくことが大切です。
ファイナンシャルプランナー 小川 千尋
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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