40代は、お子さまが小学生・中学生・高校生というご家庭が多く、仕事と子育ての両立が大変な時期です。子育て真っ最中の40代シングルマザー・シングルファザーは、収支のバランスを考えた保険加入が必要です。
教育や老後生活の充実を計画的に叶えていくためには、健康を維持することが不可欠です。突然のアクシデントによるケガや病気に対する不安への備えとして生命保険に加入する場合も、健康なうちに加入しておくことが節約の面からいっても重要です。ここでは、医療保険についてみていきましょう。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|
13,330円 | 13,723円 | 15,184円 | 12,462円 | 11,028円 |
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|
14,954円 | 13,445円 | 14,856円 | 16,072円 | 14,375円 |
40代シングルマザーの保険料は他の年代と比べて最も多く、お子さまが大きくなるにつれて徐々に保険料が増えていることが分かります。一方、シングルファザーの平均月払保険料は、子育て期の20代~50代のなかで2番目に低くなっています。
終身保険 | 定期保険 | 収入保障保険 | 医療保険 | がん保険 | 女性保険 | 学資保険 | 個人年金保険 | |
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40代 | 14,712円 | 3,001円 | 3,311円 | 6,957円 | 3,361円 | 6,144円 | 12,582円 | 17,760円 |
全年代 平均 |
14,966円 | 5,897円 | 3,198円 | 7,148円 | 3,808円 | 6,003円 | 12,478円 | 16,629円 |
終身保険 | 定期保険 | 医療保険 | がん保険 | 学資保険 | |
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40代 | 19,453円 | 5,474円 | 7,089円 | 4,080円 | 13,823円 |
全年代 平均 |
16,588円 | 9,681円 | 8,253円 | 5,449円 | 13,588円 |
40代シングルファザーは終身保険の保険料が全年代平均を2,865円も上回っています。また、40代シングルマザーは、個人年金保険の1人あたりの平均月払保険料が全年代平均を1,131円上回っています。
(公財)生命保険文化センターの「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、母子・父子世帯の保険の加入目的は「医療費や入院費のため」69.4%、「万一のときの家族の生活保障のため」50.0%となっています。
保険市場 契約件数調べ
調査期間:2015年3月24日~2017年3月24日
調査対象:保険市場コンサルティングプラザで対面にてご契約いただいたお客さまのデータにもとづく
40代シングルマザー・ファザーへのアドバイス
働き手であるご自身の死亡や高度障害など、万一に備える保障として、終身保険や定期保険がありますが、他に、ご自身のケガや病気の入院費用や通院費用などの突発的なアクシデントへの備えはできていますか?
そんなとき、強い味方になるのが医療保険です。医療保険に加入する前におさえておきたい公的保障について、ここではみていきましょう。
母子家庭の母と児童、父子家庭の父と児童、父母のいない児童が対象のひとり親家庭等医療費助成制度は、お子さまが18歳に達する日以降の3月31日(障がいがある場合は20歳未満)になると終了します。また、所得制限もあり、18歳に達する前に対象外になってしまう可能性もありますので、注意が必要です。助成の条件・内容は自治体ごとに異なりますので、お住まいの自治体で確認しておきましょう。
助成の対象外となった場合に「ケガや病気などで入院した場合の医療費、ケガや病気で働けない期間の生活費を貯金でどのくらい確保できるか」ということを考えておきましょう。
ケガや病気に対する公的支援では、会社員の場合は健康保険や労働保険、自営業の場合は国民健康保険があります。ケガや病気などの場合に利用できる制度やその内容について一部ご紹介します。
国民健康保険や会社の社会保険に加入していると、病院での支払いは医療費総額の3割になります。しかし、3割といっても、大きなケガや病気では医療費が高額になることがあります。高額療養費制度は、支払いの負担が重すぎることがないように、1カ月の医療費の自己負担額が自己負担限度額を上回った場合、上回った分の金額が支給される制度です。
適用区分(年収の目安) | 1カ月の自己負担限度額(世帯ごと) |
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年収約1,160万円~ | 252,600円+(医療費-842,000)×1% |
年収約770万~約1,160万円 | 167,400円+(医療費-558,000)×1% |
年収約370万~約770万円 | 80,100円+(医療費-267,000)×1% |
~年収約370万円 | 57,600円 |
住民税非課税者 | 35,400円 |
また、同じ月なら複数の医療機関で支払った額を合算した金額で、高額療養費制度の利用が可能になり、家族の医療費も合算できることもあります。
傷病手当金とは、会社の健康保険の加入者が病気やケガで仕事を休む場合の保障です。ケガや病気で会社を休んだ日が連続して3日間あった上で、4日以上仕事に就けなかったときに4日目から支給されます。
支給金額は、給与を日割り計算し算出した金額のおよそ3分の2程度で、支給開始から最長1年6カ月の間で支給要件を満たした期間について支給されます。
ただし、給与の支払いがあった場合は傷病手当金の支給額の一部または全部が調整されます。
労災保険とは、仕事中や通勤中に事故・災害にあった場合の補償制度です。
正社員やパートタイマーなどの雇用形態に関係なく、会社から賃金の支払いを受ける人はすべて適用され、必要な療養費の全額、休業4日目から休業1日につき給与のおよそ60%を給付されます。後遺障害・要介護となった場合の給付もあります。
このように、公的保障はいろいろありますが、仕事を休むことで収入が減る可能性があります。心配な方や貯金が少ない方にとって、医療保険は強い味方になります。
ひとり親家庭等医療費助成制度が終了してから医療保険に加入しようとすると、若い頃に比べると保険料は一般的に高くなり、健康面に不安があると医療保険に加入できない場合もあります。
また、すでに医療保険に加入されている方は、10年更新、15年更新、といった更新型タイプの保険かどうか確認しておきましょう。保険料がお手頃に感じていても、一般的な更新型タイプの場合、更新時に保険料が増額するため、終身保障に切り替えるのであれば早めに検討することをおすすめします。
頼れる人がいないからこそ老後資金の準備を早めに始めたいという方は、老後の計画表の作成をおすすめします。家計の流れやどんな時期にいくら必要なのかを「見える化」できます。
お子さまの教育費のめどがついてきたら、老後資金の検討のタイミングです。老後の計画表と家計バランスをみながら、ご自身の老後生活に備えていきましょう。
ファイナンシャルプランナー
小山 智子(コヤマ トモコ)宅地建物取引士/AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
専業主婦時代に、夫の借金を1,000万円肩代わりする。離婚後「お金を守る知識」の重要性を痛感。現在は、シングルマザーと独身女性の相談業務とマネー講座を中心に活動中。著書「誰にも頼れない女のお金の守り方」(秀和システム)。
鎌倉ウーマンライフプランニングオフィス 代表
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