医療保険と女性保険の違い

更新日:2021/12/6
一般の医療保険が男性女性にかかわらず加入することができる一方で、女性限定の医療保険として、女性保険があります。
今回は一般の医療保険と女性保険の違いを見ていきましょう。
女性保険は女性特有の病気に対する給付金額が手厚い
女性保険の最大の特徴としては、女性特有の病気に対する給付金が手厚いことが挙げられます。
例えば、一般の医療保険が入院1日5,000円、手術で100,000円の保障であった場合、一般的な女性保険においては、女性特有の病気に対して入院1日5,000円が上乗せされた金額を受け取ることができます。
また、保険商品によっては手術給付金も上乗せされるものがあります。
上記の保障内容の契約で一般の医療保険と比べてみましょう。
表1 一般のケガや病気になった場合
※スクロールで表がスライドします。
入院 | 手術 | 合計 | |
---|---|---|---|
一般の医療保険 | 5,000円×5日=25,000円 | 100,000円 | 125,000円 |
女性保険 | 5,000円×5日=25,000円 | 100,000円 | 125,000円 |
表2 女性特有の病気になった場合
※スクロールで表がスライドします。
入院 | 手術 (上乗せされる場合) |
合計 (上乗せされる場合) |
|
---|---|---|---|
一般の医療保険 | 5,000円×5日=25,000円 | 100,000円 | 125,000円 |
女性保険 | (5,000円+【上乗せ5,000円】)×5日=50,000円 | 100,000円 (200,000円) |
150,000円 (250,000円) |
仮に、女性特有の病気の一つである子宮筋腫で、5日間の入院と手術を行ったとしましょう。一般の医療保険に入っている場合は入院給付金の25,000円と、手術給付金で合計125,000円を受け取れるのに対し、女性保険に加入していた場合には、入院給付金の50,000円と、手術給付金で合計150,000円を受け取ることができます。
また、手術給付金が上乗せされる商品に加入していた場合であれば250,000円となり、同じ子宮筋腫という病気に対する治療でも、一般の医療保険と比べ、女性保険は支給金額が手厚くなります(保険商品によって給付金額・上乗せ金額は異なります)。
女性保険は保障対象が広い
女性保険は一般の医療保険を女性に合わせてカスタマイズした保険なので、女性特有の病気だけでなく、女性に多い病気や全てのがんに対応している商品があります。
女性の特徴に合わせて保障対象が広くなっていますので、例えば、一般の医療保険では対象にならない、自然分娩に伴う入院を保障の対象にしている商品もあります。
また、乳がん治療のために乳房を切除した際の乳房再建手術を保障対象にしているものもあるなど、一般の医療保険に備わっている入院や手術の給付金に加えて幅広い保障に備えることができます。
ただし、保障内容、保障の対象となる病気や要件、その支給額は保険会社によって異なりますので、約款等での確認が必要です。
このように、女性保険は、女性特有の病気やがんの保障が充実しています。一般の医療保険と比べて、ご自身がどちらの保険で備えるべきなのか、この機会に一度、考えてみてはいかがでしょうか。
保障が手厚くなっている分、同じような保障内容で一般の医療保険と比較すると、女性保険の保険料は高くなります。加入する際にはよく確認するようにしましょう。
- ※ 掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
- ※ 掲載日は2017年4月13日です。
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