いまさら聞けない「傷害保険の基礎知識」
ここをチェック!!
- 傷害保険は突発的なケガ等に備える保険です。
- 医療保険と違って、病気によって入院等した場合の補償はありません。
- 補償範囲は商品によって異なるので、行動習慣等に合わせて選ぶように
しましょう!!
交通事故や日常生活、スポーツ中、仕事中等で突発的な事故でケガを負ってしまうことは、誰にでも起こる可能性があるものです。傷害保険はそんなときに大変役に立つ保険で、突発的なアクシデントで入院・通院・死亡となったり、後遺障害が残ったりした場合(※いずれも事故等に遭った日から180日以内)に保険金が支払われます。
医療保険と違う点は、病気によって入院等をした場合の補償がない点です。そのため傷害保険には加入に際して健康状態等の告知は必要ありません。また、年齢や性別で保険料が変わることはありませんが、被保険者の職業によって保険料が変わるという点も医療保険と異なる点です。「A級職(職種級別A)」と「B級職(職種級別B)」のような形で、その職業のリスクに応じて保険料が区分されています。
<傷害保険が医療保険と異なっている主な点>
- 突発的なケガを保障の対象としているため、病気は対象外。
- 加入に際して健康告知は不要。
- 年齢や性別によって保険料が変わることはない。
- 職業に応じて保険料が区分される。
また、傷害保険の補償範囲は商品によって異なります。日常生活全般が補償対象となる「普通傷害保険」「家族傷害保険」、交通事故に備える「交通事故傷害保険」「ファミリー交通傷害保険」、自転車に乗っているときの事故に備える「自転車総合保険」、旅行中のアクシデントに備える「国内旅行保険」「海外旅行保険」等が代表的です。
最近の傷害保険ではケガの補償だけでなく、賠償責任等に対しても保険金が支払われるものが増え、日常生活における身近なリスクをトータルでカバーできるような商品も増えつつあります。
職業やスポーツ・趣味等の行動習慣の違いによって、突発的なケガ等の危険性は大きく違ってくると思います。そのため、ご自身や家族の事情に合わせて、傷害保険を選ぶようにしたいものですね。
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コラム執筆者プロフィール
久保 逸郎 (クボ イツロウ) マイアドバイザー.jp®登録 - FPオフィス クライアントサイド代表
高校1年で中退し、大検を取得して大学に進学。卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナーとして独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、年間100回を超えるセミナー講師や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。
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コラム監修者プロフィール
山本 俊成 (ヤマモト トシナリ) マイアドバイザー.jp®登録 - ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、株式会社三和銀行(現三菱UFJ銀行)入社。
2003年、外資系生命保険会社入社。
2005年、総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。
2010年、株式会社ファイナンシャル・マネジメント設立。
銀行と保険会社に勤めていた経験を活かし実務的なコンサルティングを行う。
ファイナンシャルプランナー 久保 逸郎
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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