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素朴な疑問 vol.17

2017.11.14

不用品を処分してプチ収入。私にもできるかな?

クローゼットは着ていない服でギュウギュウになってはいませんか?リビングの棚に何の製品の付属かわからないコードはありませんか?家中いつか使うかもというものであふれてはいませんか?「いつか」ではなく「今」を快適に暮らすために、「いつか」必要かもしれないけれども「今」不要なものを一度処分してみましょう。捨てればゴミですが、上手に処分することでプチ収入を得られることがあります。

実際に売れたこんなモノ

いったいどんなものが売れるのでしょうか。いざ売ろうと思うとこんなもの売れるのかしら?……と思いがちですが、家にある多くのものは売ることができます。あなたにとって「今はもう不要」でも、誰かが「今必要としている」かもしれないのです。ありがちな不用品を部屋別にいくつかピックアップしてみましょう。

【リビング】
使っていないリモコン、何の製品の付属か分からないコード、壊れたデジカメ、昔の携帯電話
【洗面所】
使いかけだけど今は使っていない化粧品、もらったけれど使っていない試供品
【クローゼット】
着ていない服、着物、大量のハンガー
【玄関】
サイズアウトした靴、実際履いてみると痛かったのでずっと履いていない靴、サイズアウトした子ども用ヘルメット
【子ども部屋、本棚】
もう遊ばないおもちゃ、サイズアウトした子ども服、書き込みのある参考書、昔使った語学辞書、読み終わった雑誌
【寝室】
処分したいと思いながら置いてあるベッド、敷きパッド
【キッチン】
引き出物の食器、買ったけどあまり使わなかった便利グッズや高級鍋、昔住んでいた家で使っていた分岐水栓

これらは実は全て筆者が売ったモノです。皆さんのお宅にも似たようなものがあるのではないでしょうか。

不用品を売る3つの方法

不用品を売る方法は大きく分けて3つあります。

(1)リサイクル業者に買い取ってもらう方法

本、洋服、未使用品全般やブランド品、家具、家電などで新しいものや状態がよいものなどはリサイクル業者に買い取ってもらうことができます。一つ一つ自分で売る場合よりもかなり安い価格になる場合が多いですが、まとめて処分できるので楽です。店舗持込買い取りの他、自宅出張買い取りや宅配買い取りを行っているところもあります。

(2)フリーマーケットに出店する方法

公園やショッピングモールなどで開催されるフリーマーケットでは実際に商品を並べて売ることができます。各地のフリーマーケットの開催情報をまとめたサイトがありますので参考にすると便利です。
出店には一般的に出店料がかかります。また商品を開催場所まで運ばなければなりません。友達と一緒に出店すると出店料が折半でき、店番など助けあえるのでおすすめです。

(3)インターネット上で売る方法

ネットオークションでの出品や、近年流行っているのがスマートフォンを利用した、インターネット上のフリーマーケット(フリマアプリ)への出品です。閲覧者が多く、検索機能があるため、業者の買い取りができなかったものや、実際に商品を並べて売るフリーマーケットで売れなかったものも売れる可能性が高いです。中古品、ジャンク品、使いかけのものまであらゆるものを売ることができます。手間はかかりますが、多くは業者の買い取り価格よりも高い値段で売ることができます。
オークションの場合は入札して高値をつけた人が購入するため、出品時より値段が上がる可能性があります。フリーマーケットの場合は出品時より値段は上がらず、値下げ交渉を受ける可能性があります。

フリマアプリで不用品を売ってみよう!

家にいながら売ることができ、業者に売るよりも高い値段で売れる可能性があるのでフリマアプリでの出品は便利でお得です。なじみがない方は難しく考えてしまうかもしれませんが、表示される手順に沿って入力するだけで出品できます。大手フリマアプリを使った利用の手順についてご紹介します。

【大まかな流れ】

  1. アプリをダウンロードし、会員登録をする
  2. 商品情報を記載する(写真、商品名、説明文、価格、送料負担者、発送方法など)
  3. 売れたら梱包し、発送する
  4. 商品が到着し、買い手と売り手がお互いに評価をしたら取り引きが完了し、入金される

会員登録や出品は無料ででき、商品が売れたら売り上げの一定割合(10%など)の手数料が差し引かれます。お金のやりとりについては、口座情報などを取引相手に伝える必要はなく、運営会社が仲介して行ってくれます。

フリマアプリでは先にも述べたようにありとあらゆるモノが売れます。本、服、食器などの他、壊れたPC、カメラなどジャンク品でも売れます(医薬品、模倣品、盗品など出品が禁止されているものもあります)。ジャンク品の場合はその旨をしっかりと記載しておくことが大事です。筆者も壊れたカバンを捨てる前に出品したところ2,000円で売ることができました。

家具など大型のものを売ることもできます。筆者も冷蔵庫やダブルベッドを売ることができました。大型のものについては、宅配業者が梱包から設置まで行ってくれるサービスのあるフリマアプリもあります。

送料を出品者負担にした方が一般的に売れやすいですが、料金を事前によく確認しておくことが大事です。値段を下げ過ぎて売り上げより送料の方がかかってしまったということがないよう注意しましょう。

まとめ

売ることが面倒な場合は寄付や譲るという選択肢もあります。大型のものや家電は処分にお金がかかりますので、無料でも必要な方に譲ることができればお得かもしれません。値段にかかわらず楽に処分したい場合は業者に買い取ってもらい、売れなかったものは捨てましょう。

友達や家族と楽しくお店気分を味わいたい場合はフリーマーケットに出店してみましょう。
自宅にいながら売りたい場合、高価なものはネットオークションで高値を狙い、安価なものはフリマアプリでどんどん売りさばくとよいでしょう。使い分けが面倒な場合はフリマアプリであれば大抵のものは売れますので一本化してもよいですね。

今年の大掃除の際にはぜひすっきりキレイなお部屋とプチ収入を手に入れてくださいね。

※フリマアプリで出品した全てのものが必ず売れるとは限りません。

コラム執筆者プロフィール

橋本 絵美の写真

橋本 絵美

はしもと えみ

2級ファイナンシャル・プランニング技能士/お片付けプランナー
子ども10人の幸せ大家族を目指す、現在5人の子どもを持つママ ファイナンシャルプランナー。「子ども=お金がかかる」という考え方ではなく、子どもは宝であり、ママたちが安心してもう一人子どもを生めるようにサポートしたいという思いから、ファイナンシャルプランナーとなる。お金とモノとの付き合い方を考え、お片付けプランナーとしても活動中。家族が笑顔になれる家計のやりくりとお片付けのアドバイスを行っている。明日から使える節約コラムやママ向けセミナーも好評。
慶應義塾大学商学部卒業。
ハピママlabo代表

コラム監修者プロフィール

柳澤 美由紀の写真

柳澤 美由紀

やなぎさわ みゆき

CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。
相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。

家計アイデア工房 代表
  • ※ この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
  • ※ 掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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