先輩コンサルタント:市場(いちば)
マナブの先輩コンサルタント。
豊富な経験があるエースコンサルタント。面倒見もよく、マナブを後継者として育てようとしている。
入社2年目新米社員:マナブ
新米社員、マイナス金利の影響について考える!!
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市場先輩!!
いきなりですが、マイナス金利の今だから、保険の見直しや検討をしようというニュースを見たんですがなぜですか?マイナス金利は保険にどんな影響を及ぼすのですか? -
いまさらだねぇ。仕方ないなぁ…説明しようか。
マイナス金利の影響を受けると民間の保険は、保険料が上がることや貯蓄性のある商品の返戻率が下がってしまうことが予想されるんだ。だから今、保険の見直しや加入を考えてみた方がいいんだ。 -
そうなんですね!でもどうしてですか?
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今話題になっているマイナス金利は、民間の金融機関が日本銀行(日銀)に預けたお金の一部に適用される金利がマイナスになることを言うんだけど、わかっているかい?
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はい、お金を預けているのにお金が減ってしまうということですよね。
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そうだ。日銀は経済を活性化するために、みんなにお金を使ってほしいけど、なかなか積極的にお金を使ってくれない。だから使わないで日銀に預けておくと損するように、マイナス金利を導入したんだろうね。預けているだけで使ってもいないのにお金が減るのはいやだろうからね。
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はい…。ですが、それが保険にどう関係するのですか?
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保険会社は利益をどこから得ているか覚えているかい?
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確か三利源と言われる、利差益、費差益、死差益の3つだったはずです。
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そうそう。それぞれどんなものか説明できるかい?
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えーっと、簡単にいうと、
利差益は、保険会社の運用がうまくいき、予想より運用収益が多くなったときに発生する利益で、費差益は、予想よりも事業にかかったコストが少なくすんだ場合に発生する利益です。
最後の死差益は、予定死亡率から支払うと予想した保険金額よりも、実際に支払った保険金額が少なかった場合に発生する利益のことですよね。 -
そうだ。次に三利源がどんな状況か考えてみよう。
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どんな状況か…ですか?
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まず費差益は、よほど何か画期的な技術が導入されるなどしてコストが減少しなければ、大きな利益増を見込めるものではないよね。
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はい。あ、それに、死差益は人口推計から考えると、今後高齢者の割合が増え、保険を利用する可能性が高まると思うので大きく利益が上がるように思えません…。
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そうだね。じゃあ最後、利差益についてだけど、マイナス金利政策によって、いろいろな金利が低くなるよね?生命保険会社は保険料として契約者から預かったお金を主に国債などで運用しているけれど、マイナス金利の影響で、国債の利回りが低下しているんだ。そうすると保険会社が運用で得られる利益が減少してしまう。
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そうですね…そうなるとこれまでのような利益を上げることが難しくなってしまうんじゃないですか?
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そうなんだ。
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それで貯蓄性の高い保険商品が販売停止や、予定利率引き下げになるのですか?
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そうだよ。あとは保険料がこれまでより高くなる可能性だけど、
例えば、仮に、今まで1,000万円の死亡保険を月に10,000円の保険料でかけることができていたとしよう。
それは、10,000円の保険料が12,000円になる運用を保険会社が見込めるため、成り立っていたとする。
でも、金利・利率が下がり、運用結果が10,500円くらいしか見込めないようになると、同じ保険料で同じだけの保障をつけることができなくなってしまうよね? -
だから保険料が上がってしまうかもしれないんですね!
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そうだ。だから保険の加入や見直しをお考えの方には、早いうちに検討・相談されることをおすすめするんだよ。必ず保険料が高くなるとは言い切れないけど、私たちのところで相談されることにお金はかからないからね。
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そうですよね!!僕も急いでお客さまをご案内してきます!!
ありがとうございました!!!
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