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スポーツ・レジャー中のケガやトラブルに備える傷害保険 5選

スポーツ・レジャー中のケガやトラブルに備える傷害保険 5選
更新日:2017年12月22日

長期休暇の季節になると、アウトドアで活動する機会も多くなります。スポーツやレジャーにつきものなのがケガやトラブル。そこで今回はスポーツやレジャー中のケガやトラブルへの備えについてお伝えします。

レジャーの持ち物リストに「保険」も入れてみましょう

まずはケガやトラブルを未然に防止することが最も重要です。熱中症対策の水分補給、帽子の着用、インストラクターの指導に従うなどしてトラブルを未然に防ぎましょう。その上で、レジャーを計画するときは、持ち物リストに「保険」の項目を追加してみてはいかがでしょうか。どんなに気を付けたとしてもすべてのトラブルを防ぐことはできません。保険を持ち物リストに入れてより楽しく安心なレジャーにしたいものです。

スポーツ・レジャー保険の基本

「スポーツ・レジャー保険」という名称であっても、基本は傷害保険と個人賠償責任保険の組み合わせになります。傷害保険とは、損害保険の一つで、急激・偶然・外来の事故でのケガによる入院・通院・後遺障害・死亡などを補償する保険です。スポーツやレジャーでのケガなどの備えに適しています。スポーツ・レジャー保険に加入すると、一般的に次のような場合に補償されます。

(1)自分がケガをした場合
  • ・スポーツ中にケガをしてしまった
  • ・ハイキング中に転倒して足を骨折してしまった、など
(2)他人にケガをさせてしまった場合
  • ・ゴルフプレー中に、打球が他人にあたり、ケガをさせてしまった
  • ・自転車で他人にぶつかりケガをさせてしまった、など

医療保険とは違い、病気による入院や死亡は一般的には補償の対象外となります。

スポーツ・レジャー保険はどのように選択する?

傷害保険には、さまざまな種類があるのでそれぞれの特徴を踏まえてお伝えします。また、特約を付けることで、生活のさまざまな場面でのニーズに対応することができます。

傷害保険の種類

商品 概要
普通傷害保険 最も基本的な傷害保険。国内外を問わず、日常生活の事故によるケガを補償。主な保険金の種類は、死亡保険金・後遺障害保険金・入院保険金・手術保険金・通院保険金。
家族傷害保険 補償の範囲は普通傷害保険と同じで、家族のケガも補償。
交通事故傷害保険 交通事故によるケガを補償。乗り物に乗車中・運行中の乗り物との衝突・接触などによるケガも補償。
国内旅行傷害保険 日本国内の旅行中に被ったケガのほか、特約により賠償責任、携行品損害、救援者費用などを補償。
海外旅行傷害保険 海外旅行中に被ったケガのほか、特約により疾病死亡、疾病治療費用、賠償責任、携行品損害、救援者費用などを補償。

資料:一般社団法人日本損害保険協会ホームページをもとに執筆者作成

通年でさまざまなスポーツやレジャーを楽しむ機会が多い場合は1年契約の「普通傷害保険」でカバー。ゴルフを年に何度もプレーするが、日常のケガなどの補償は不要という方であれば、ゴルフ保険(ゴルファー保険)。期間限定で加入の場合は「国内旅行傷害保険」で、一般的なスポーツの事故を含む、旅行中のトラブル全般に備えることもできます。目的にあったものを選択しましょう。

加入方法

傷害保険は、医療保険とは異なり、健康状態については告知の必要はありません。告知事項としては、被保険者の職業・職務、ほかの傷害保険契約等の加入情報があります。
インターネットでの申し込みもできます。傷害保険は、さまざまな特約を付けることができますので、目的にあった特約を選択できるよう、電話などでも確認しながら加入しましょう。

これだけは知っておきたい傷害保険の特約

(1)危険なスポーツに挑戦するときには
傷害保険では、山岳登はん、リュージュ、スカイダイビング、ハンググライダー搭乗などやこれに類するような、特に危険性が高いとされるスポーツ中のケガは、補償の対象外となっています。ただし、このような危険性が高いとされるスポーツでも、まったく傷害保険で補償されないのではなく、あらかじめ特約を付けることで補償されることがあります。
(2)熱中症補償特約・食中毒補償特約
傷害保険では、熱中症や食中毒については補償される「ケガ」に含まれませんが、保険会社によっては特約で補償の対象にすることができます。夏場、特に慣れない旅先やスポーツで疲れがたまっているときなどであれば、熱中症や食中毒にかかりやすいかもしれません。補償の必要性を確認しておきましょう。
(3)個人賠償責任特約
他人にケガをさせてしまった、他人の物を壊してしまったなど、法律上の損害賠償責任を負担する必要があるときに補償される特約です。特に夏場に人気のあるキャンプは第三者と同じ敷地内で共同生活するようなものなので、トラブルへの備えもしっかりしておきたいですね。個人賠償責任特約は自動車保険などの特約で既に加入していることが多いので、加入を検討するときは重複していないか確認しましょう。
(4)携行品損害特約
カメラを誤って落として破損した、手荷物を盗まれてしまった、など所有者の身の回り品について補償する特約です。この特約では、どの持ち物が補償の対象となるか、しっかり確認することをおすすめします。旅行中にタブレットを落としてしまい、画面が割れてしまったときに特約を活用しようと思っても、補償対象外で泣く泣く新しいタブレットを自費で購入した経験のある方もいますが、携行品損害特約で、スマートフォンの破損にも対応している保険会社もあります。

ケガやトラブルがないのが一番ですが、万一の時に備えておけば、安心してレジャーやスポーツを楽しめますね。

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