ゴルフ(ゴルファー)保険とは?
ゴルフ(ゴルファー)保険はゴルフをする人がプレー中、もしくは練習中に、他人にケガを負わせてしまったり、自分自身がケガをしたときや、他人の所有物を壊してしまったり、ゴルフ用品が壊れたときなどさまざまなトラブルを補償してくれる保険です。
ゴルフ(ゴルファー)保険はどんな補償があるのか
(1)賠償責任補償
・人にケガをさせてしまったとき(対人事故)
ゴルフ場でのプレーや指導中、あるいはゴルフ練習場での練習中や指導中、同伴者や他人にケガを負わせてしまったときの補償。ケガの治療費等の賠償責任補償として保険金が支払われます。
・人の財物を壊してしまったとき(対物事故)
ゴルフ場でのプレーや指導中、あるいはゴルフ練習場での練習中や指導中、他人の物を壊してしまったときの補償。ゴルフカートなど、他人から借りた物は除きます。壊した物の修理代の賠償責任補償として保険金が支払われます。
(2)傷害補償
・ゴルファー自身がケガをしたとき
ゴルフ場でのプレー中、あるいはゴルフ練習場での練習中、急激かつ偶然な外来の事故によってゴルファー自身がケガをしたときの補償。
(3)用品補償
・ゴルフ用品が盗まれたとき、ゴルフ用品が破損したとき
ゴルフ場およびゴルフ練習場内でゴルフ用品が盗まれた、もしくは壊れてしまった場合の補償。保険金はその損害額の時価価格となります。
(4)ホールインワン・アルバトロス費用補償
・日本では、ホールインワンを達成した人がお祝いをするケースが多く、その祝賀会等の費用負担を補償するものです。保険金の額は、実際にかかった費用となります。
基本の補償は、上記4点となります。補償は、国内・海外とも補償してくれるものもあれば、国内のみ補償するものもありますので、加入する際には確認をしましょう。
ホールインワン・アルバトロス費用補償の注意点
ホールインワン・アルバトロスの費用補償は国内のみ対象にしている保険会社が多く、キャディを同伴していない場合は保険金の支払い対象にならないケースが多いです。保険金の支払いを受けるには、ホールインワンやアルバトロスの達成を証明する必要があるため、キャディをつけることが条件となっているのです。
たまたま平日など空いているときに、節約のためセルフプレーをしたところ、ホールインワンが出てしまったというときには、ゴルフ保険に加入していても、保険金は支払われないことがあります。
保険会社によって、ホールインワンやアルバトロスの達成を認定する条件が多少異なりますので、加入の際には、約款などを確認しましょう。
契約や保険料に関すること
多くの保険会社では、プレー前日でも加入することができます。またインターネットで加入できる保険会社もあり、保険料も抑えられます。クレジットカードで決済できる保険会社が多く、契約は比較的簡単にできます。
保険期間は、通常1年です。年間を通じてプレーする回数が、1~2回など少ない場合は、1週間、1泊2日、2泊3日などの短い保険期間の商品もあります。
保険料は1年の保険期間で3,000円程度からとなります。保険金の額を増やせば保険料も高くなります。また、保険期間が短ければ保険料は安くなります。
補償の事例
補償の事例をいくつか挙げてみましょう。
「賠償責任補償」
- ・ゴルフ場のティーグラウンドで素振りをした所、周囲の確認が不十分だった為にパートナーに素振りが当たってしまい、ケガをさせてしまった。
- ・前の組のプレイヤーが近い距離にいたにも関わらず、キャディの確認を待たずにボールを打ち、前の組のプレイヤーにボールが当たってケガをさせた。
「傷害補償」
- ・ゴルフ場で移動中、後ろの組にボールを打ち込まれてしまい、ケガをしてしまった。
- ・ゴルフ場内をゴルフカートにて移動中、ゴルフカートが横転しその下敷きになり、ケガをしてしまった。
「用品補償」
- ・ゴルフ場でプレー中、誤ってゴルフクラブを折ってしまった。
- ・ゴルフ練習場でゴルフの練習中、目を離した隙にゴルフバックを盗まれてしまった。
「ホールインワン・アルバトロス費用補償」
- ・国内のゴルフ場でキャディをつけてプレー中、ホールインワンを達成したのでキャディに対してご祝儀をふるまった。
- ・国内のゴルフ場で仲間とキャディをつけてプレー中、アルバトロスを達成したので祝賀会を開くことになり、その費用を負担した。
(三井住友海上 ゴルファー保険 「保険金をお支払いする事例」より抜粋)
ゴルフ(ゴルファー)保険は補償の大きさの割には保険料が手頃ですので、年に数回しかゴルフをされない方でも安心してゴルフを楽しむために、加入を検討されるといいですね。
※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。