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2017.05.30
旅行代大幅節約!LCCに乗ってみよう
LCCという言葉、最近目にする機会も増えてきました。とはいえ、「航空会社の名前なのかどうかわからないし、どうやって利用したらいいかもよくわからない」と利用を躊躇している方も多いのではないでしょうか。ですがこのLCC、旅行代を大幅に節約できます。今回は、LCCの特徴と利用方法についてご紹介いたします。
LCCって何?なぜ安いの?
LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称のこと。日本語で言うと格安航空会社です。徹底的なコスト削減により、運賃を低価格にした航空会社のことです。
安全確保については既存の航空会社同様、国土交通省の基準を満たし、許可を得て運行しています。
利用者に大きく影響があるのはコスト削減の部分で、各種サービスが有料であるというところでしょう。今まで当たり前に受けられていたサービスの多くが有料となります。有料サービスをつけなければ格安で搭乗できますが、既存の航空会社のようなサービスを求めてしまうと料金が加算され、結局安くなくなってしまいます。
また、少ない機体で往復運航するため、一便遅延するとその後の便が機体のやりくりができず遅延してしまうということもあります。ビジネスなど時間に縛りのある場合の利用は避けた方がよいでしょう。大幅遅延や欠航の場合の他社への振替はなく、同社別便への振替となります。
- 予約手数料
- インターネットでの予約手数料が無料のLCCもあります。電話や空港カウンターで予約する場合は手数料が割高になります。
- 支払手数料
- クレジットカード、コンビニ払い、ATM払い、インターネットバンキング払い込み、携帯会社経由の支払等が可能です。支払方法に応じた手数料がそれぞれかかります(※可能な支払方法は各航空会社で異なります)。
- 受託手荷物手数料
- 重量が燃料コストに影響するため、機内持ち込み手荷物の大きさや重量は厳しく制限されています。搭乗手続きの際、重量がオーバーしていた場合、その場で受託手荷物として申し込むことも可能ですが、事前申し込みの場合よりも手数料が割高に設定されていますのでご注意を。ベビーカーは子どもと一緒に搭乗する場合は無料で預かってもらえます。
- 座席指定料
- 座席はランダムに決定されます。家族連れなどで座席指定を希望する場合は指定料が必要です。こちらも空港カウンターなどで指定した場合、事前にネットで予約するよりも料金が割高となりますので搭乗予約時に指定した方がよいでしょう。スタンダードタイプの座席は前の席との幅が狭くなっていますが、追加料金を払えば広い席を利用することもできます。
- 機内ドリンク
- 機内サービスのドリンクは有料です。一般的に、搭乗前に購入し、持ち込むことは可能です。
※サービスの正式名称、料金は各LCCによって異なります。各社ホームページでご確認ください。
LCCはどうすれば利用できるの?
まず、希望の路線が就航中かどうかを調べなくてはいけません。LCCは既存の航空会社に比べると就航路線が限られています。各社のホームページを確認しましょう。LCCの利用はインターネット検索、インターネット予約が基本です。各社のホームページより、発着空港、時間、搭乗者氏名、手荷物預かりなどの有料サービスの利用の有無などを指示に従って順番に入力していくことで予約が完了します。予約確認や搭乗手続きの際に必要な旅程表はメールで送られるため、インターネット環境がない場合の利用は厳しいでしょう。
電話予約、空港カウンターでの予約も可能ですが、手数料がかかります。搭乗者名の入力ミスなどをして、電話で変更をした場合も手数料がかかってしまいますので注意しましょう。
利用したいLCCに、会員登録やメルマガ登録をしておくと予約の際入力が簡単にできるほか、チケットのセールなどの情報を一般募集より早くメールでもらえる、会員限定セール情報をもらえるなどのメリットがあります。
また、ごく一部の旅行代理店で予約が可能です。旅行代理店でLCC利用の旅行希望の旨を伝えて問い合わせてみましょう。
・成田―新千歳 | ・関空―新千歳 | ・中部―新千歳 |
・成田―函館 | ・関空―仙台 | ・中部―福岡 |
・成田―広島 | ・関空―松山 | ・中部―鹿児島 |
・成田―佐賀 | ・関空―宮崎 | ・中部―那覇 |
・成田―関空 | ・関空―長崎 | |
・成田―高松 | ・関空―鹿児島 | ・福岡―那覇 |
・成田―松山 | ・関空―石垣 | |
・成田―福岡 | ・関空―那覇 | |
・成田―大分 | ・関空―函館 | |
・成田―熊本 | ・関空―奄美大島 | |
・成田―鹿児島 | ・関空―福岡 | |
・成田―那覇 | ||
・成田―奄美大島 |
資料:2017年4月25日現在 執筆者調べ
LCCまとめ
LCCについてご理解いただけましたでしょうか。ポイントとしては以下の3つです。
- 安全面は既存航空会社と同様に国土交通省の基準を満たす
- 各種サービスが有料
- インターネット予約が基本
希望の路線が就航していれば格安で移動することが可能となるLCC。既存航空会社ではありえない、成田―関空間が3,650円からといった格安な料金設定となっており、不定期に行われるセールとして、過去には座席数限定802円セールや、どの時間帯でも一律のセール料金など、普段よりもさらに安く便利に利用できるチャンスもありました。セール開催時期や内容は毎回異なるので、LCC各社のSNSやメールマガジンなどに登録をしておくと便利です。
ホームページから事前に申し込むと空港までの交通機関の割引切符が購入できるLCCもあります。格安移動手段としては申し分ないLCC。既存航空会社しか利用したことのない方もぜひ一度LCCを試してみてはいかがでしょうか。
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コラム監修者プロフィール
柳澤 美由紀
やなぎさわ みゆき
- CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。
相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
- ※ この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
- ※ 掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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